散る桜を惜しみつつ

今更ですが桜の季節の話題です。

自宅の近くの公園も今月初めから桜が咲き始め、平日の日中と土日は朝から夕暮れまでの間、公園の桜の下で多くの人がお花見を楽しんでいました。

先週末から気温の高い日が続いた事で花が散るのが進んでおり、市内の桜も終わりを迎えようとしています。

地震などで慌ただしく落ち着かない日々が年始から続いていましたが、今年も桜の花で気持ちを穏やかにする事が出来ました。来年も宜しくお願いしますと散る桜に別れを告げています。

楽と便利・苦と面倒

科学技術の急激な進歩は我々の生活や仕事の中の様々な部分の効率化やスピード化をもたらしています。

その一方で、「楽や便利ばかりを追求していいのか」、「時には苦労もするべきだ」、と言う様な利便性を追求する今の状況に対する警鐘も時折出てきます。

私も便利なものを利用してばかりでいいのか、と思う事もありますが、以前よりも楽で便利な物事とそれらの組み合わせよって余暇が生まれ、苦難や試練を伴う様な新たな挑戦の機会を創りやすくしていると感じる様になりました。

そして今の楽と便利は、苦難や試練を経て生み出されていると思います。逆に考えれば、苦難や試練を求める時は、新たな楽と便利の実現を目指せば良いとも思います。

一月が経って

能登半島地震の発生から1ヶ月が経ちました。

事業所の皆さんの尽力と、多くの皆様の温かいお言葉とご支援によって、能登事業所の復旧は着実に進んでおります。

1月7日に被災状況を実際に見た時は、到着前に現実として受け止めようと構えていても、実際の状況を目の当たりにすると認め難いものがありました。

しかし事業所内の片付けや机から落ちたパソコンの確認をする皆さんの姿を見て、負けていられないと気持ちを強く持つ事が出来ました。

事業所をよく見れば、損傷した場所と被災を免れた場所があり、非常時の時にこそ冷静に状況を見なければならないと感じました。それは不運の中から幸運を見つけ出す行為の様にも感じています。

社会を支えるインフラとそれを支える人々

大地震が起きる度に電気・水道・ガスの供給寸断、交通機関が線路や道路・空港の滑走路の損傷により不通となるのは、過去各地の地震で何度も繰り返されています。


その度に道路や線路などを修復し、電線や水道・ガス管を直す自治体や建設会社の皆さんには感謝する他はありません。

日常多用される社会インフラは日々点検を繰り返し、その度に補修や部品の交換する光景は道路を通る際によく見ると思います。

工事でスムーズに通行出来なくなる事に腹を立てず、社会インフラの維持と万一の時の備えと思って、感謝と理解を深める事が求められます。

経済活動が日本の力

2011年3月11日、東日本大震災が発生したその日を境に、日常が非日常、それこそ異常な事態に突如変わった事をつくづく感じました。

ご記憶の方も多いと思いますが、マスコミは当然震災の特別編成で報道し、被災された方々を慮るあまりテレビCMも公共広告機構のものを延々流し続けていました。

そんな中自宅近くのスーパーマーケットで、日本の大手クレジットカード会社のイメージキャラクターのアイドルタレントの立て看板に、「買い物が日本の力になる」のキャッチコピーが書かれていたのを見て、不思議と元気付けられた事があります。被災地の復興の為にも、出来る事を出来る限りやらなければならないと思ったものです。

その後しばらくして、車のラジオのCMも自粛状態だったのが、あるゴルフ場のCMが流れた時に、妙に安堵した事も思い出しました。

12年前の元日

突然ですが皆さんは2012年の元日をご記憶でしょうか。私はその日をある出来事によって強く記憶に残っています。

東日本大震災の翌年のその日、実家では元日は例年親族・親戚の皆で集まって年始の墓参に向かい、その後に全員で食事を食べていました。

私は食事が終わった後、サッカー天皇杯の決勝戦(コロナ前までは元日開催でした)を見ていましたが、その最中緊急地震速報を伝えるアラームが鳴り、直ぐに強い揺れが発生しました。サッカー中継は中断し、地震を伝える臨時ニュースで震度4のやや強い揺れと伝えていました。

今年の元日を経験した後に思い出し、震災の翌年、元日と言えども油断してはならないという何かの警告だった様に感じます。

まずは一次情報

元日の能登半島地震以来、報道やSNSを通じて様々な情報が発信されています。

中には真偽不明で出所の分からない情報、被災された方々を始め多くの人々をいたずらに惑わし不安に陥れる流言飛語が数多く出回ります。

新型コロナウイルス感染症が流行した際にも同様の状況が発生しましたが、これらに惑わされない為にも、最初に「一次情報」に接する事を心掛ける必要があります。

具体的には政府・関係省庁・都道府県に市区町村の地方自治体、公的機関の発する情報は随時発信され、情報も常に更新されます。災害の直接的な被害から身を守るだけでなく、誤情報のもたらす間接的な被害からも身を守る必要があります。

大変

能登半島地震の発生から3週間が経過しました。

有難い事に能登事業所の復旧は現地の皆さんの活躍により、確実に進んでおります。

能登事業所の社員・パートの皆さんは志賀町はじめ能登の各地に居住されており、今回の地震の被災者という立場ですが、そんな中にも関わらず復旧活動にあたっています。

能登の所長が「今回の地震で大変な状況ですが、大変とは『大きく変わる』という意味で捉えて、今回の地震を機会に大きく変わらなければならない」、と話していました。

我々も能登の皆さんに負けずに、大きく変わらなければなりません。

能登事業所の復旧活動

元日の地震から2週間以上が経過しました。能登事業所の業務の本格的な再開にはまだ時間が掛かり、取引先・仕入先・関係先の皆様に引き続きご心配ご迷惑をお掛けしております。まことに申し訳御座いません。

既にホームページのご案内をご覧になられているとは思いますが、商品出荷については本社にて出荷を代行しております。また能登事業所の出荷も一部昨日から再開しており、更なる復旧に向けて動いています。

15日から能登従業員の皆さんが出社して、復旧に向けた作業を行っております。

製造の再開については今しばらくお待ち頂く事をお願い申し上げると共に、ご迷惑をお掛けする事をお詫び申し上げます。

※写真は能登事業所から本社に届いた商品の入荷作業です。

年始ご挨拶

令和6年も宜しくお願い申し上げます。

元日に発生しました「令和6年能登半島地震」によって、弊社能登事業所は被災しホームページに掲載させて頂きましたが、現状製造と出荷が出来ない状況が続いております。皆様にご心配とご迷惑をお掛け致しました事、大変申し訳なく存じます。

幸い事業所の所長を始め従業員は全員無事である事を確認しております。既に能登事業所の復旧と事業の再開に向けて動き始めております。

再開時期については、まだ具体的な事をお伝えする事が出来ず、大変ご迷惑をお掛け致します。今後の状況については弊社ホームページにて状況をご報告差し上げます。

インパック株式会社は引き続きお客様のお役に立つビジネスを展開して参ります。

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