牛になる!?

今週新型コロナウイルスの1回目のワクチンを接種しました。個人的には今から5年前、エチオピアへの渡航と長期滞在に対応する為に黄熱病・破傷風・髄膜炎の予防接種を立て続けに行った時以来となります。

現在新型コロナウイルス感染症の治療薬の開発が日本を始め各国で進められていますが、過去に世界的流行を引き起こした感染症に対して行われた封じ込めの方法は、ワクチン接種による集団免疫の確立によるもので、政府分科会の尾身茂会長がWHOに所属していた時に、かつて西太平洋地域で流行していた急性肺白髄炎(ポリオ)の撲滅を成し遂げたのも、ポリオワクチンをあらゆる手段を尽くして接種を推進した事に拠ります。

ワクチンの起源は19世紀に医学者のジェンナーが牛の病気である「牛痘(ぎゅうとう)」を子供に摂取させた後に天然痘を接種させた所、天然痘を発症しなかった事に由来し、以降牛痘を接種させる事で免疫を獲得する「種痘(しゅとう)」に由来しますが、牛痘の語源が英語の『COWPOX』である様に、牛痘を接種すると身体から牛が生えてくる、頭から牛の角が伸びてくるなど、近代医学の概念が発達していない当時の市井の人々がそんな噂を真剣に受け取り、種痘を拒むという事が欧米や日本でもあったそうです。もっとも医学や科学、情報技術も発達した現代社会においても、ワクチンに関するデマが流行し、影響を与えている状況を見るに、天然痘が流行していた時代と比較すると、何とも言えない複雑な感情が込み上げてきます。

いずれにせよ、ワクチンもウイルスに対する完璧な免疫を保証してくれるものではありません。より優れたワクチンや治療薬の完成と実用化を待ちながら、マスク・手洗い・うがい・消毒・三密回避などの防止策をこれからも続けて行かなければならないと思います。

投稿者: 守重へきろう

インパック株式会社 代表取締役

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