国旗の変遷

それぞれの国が掲げる国旗はその国を象徴する重要なシンボルとして様々な意匠があります。制定して以降全く変わらなかった国旗があれば、その国の歴史的背景や事情によって変更されたものがあります。オランダ国旗の赤が以前はオレンジだった、またアメリカの星条旗が州の増加に伴い星の数が増やされる(赤と白の縞は独立時の13州の数)、などがその例だと思います。

エチオピアの国旗は緑・黄・赤の横三色旗とその中心に、国章の丸い青の中に光を放つ五芒星をあしらった意匠が今日の姿となっていますが、帝政から社会主義、そして現在の連邦制に至るまでの間、中心に据えられる国章が何度か置き換わっています。

帝政時代は三色旗の中央に皇帝を意味する「ユダヤの獅子」が配されていましたが、帝政の廃止から社会主義への移行の間、ユダヤの獅子に飾られていた王冠が外されたものになり、社会主義・人民民主共和国時代は中心にその時の政体の国章が、社会主義が打倒され暫定政権の誕生時は国章が無い三色旗のみが文字通り暫定的に使用され、最終的に現在の国章に決まって今に至っています。

国の形が変わると共に国章が何度も変更されてもその土台となる横三色旗が変わらずあり続けるのは、長大な歴史と独立を守り続けたエチオピアの人々の誇りと気概を感じさせられます。現在エチオピアも新型コロナウイルスによって苦しみ、また国内外に厳しい状況を抱えていますが、調和と平和を取り戻す時が必ず訪れると信じ、またそうなる事を確信してエチオピアとエチオピアの人々を応援して参ります。

投稿者: 守重へきろう

インパック株式会社 代表取締役

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