来週17日から19日にかけて、「スーパーマーケット・トレードショー」という展示会が開催されます。例年2月に幕張メッセで開催されるこの展示会は、弊社も数年前から出展しております。今年は新型コロナウイルスによって中止という声も聞かれましたが、何とか開催の運びとなりました。感染防止対策をしっかり行ってご来場のお客様に社員一同で対応致します。
そんな展示会も昨年からかなりの様変わりを呈しています。昨年11月に東京ビッグサイトで開催された展示会「フローラルイノベーション」にも出展しましたが、その時は会場の3分の1くらいを中国の業界関係者の出展ブースで占めていましたが、ほとんどのブースに出展者がいませんでした。
「今の状況だからキャンセルしたのか・・・」と思っていると、ブース内のテーブルにタブレットが置かれ、よく見るとどこかの事務所の様な映像が表示されている事に気付いて、「ああ、中国の会社の担当者とネットで繋がって商談するスタイルなのか」と理解しました。実際来場者の方がタブレットに向かって商談をする光景を何度も見掛けました。
新型コロナウイルスが切っ掛けとなって今までの仕事の仕方が大きく変わりました。非常に多くの団体・個人がデジタルを導入して仕事を変えていますが、それは感染拡大で従来の仕事が出来なくても経済を回さなければならないという現実(リアル)に直面した時に、ではどうやって仕事をして経済を回すか、という一つの解がデジタル(方法)の導入なのだと改めて感じました。目まぐるしく変わる社会や世界の中で、「稼ぐ」という変わらぬ行動様式を続けていく為にデジタルがあるのだと思います。
リアルとデジタルは時に二項対立の様に並べられ比較されますが、どちらも互いに全く違うもので、お互いが補い支え合う関係だと捉える事で、デジタルを上手く活用も出来るし、リアルをより良く出来るのではないかと考えております。