パナマックス

中米のパナマ共和国という国には皆さんご存じ「パナマ運河」があります。太平洋と大西洋を結ぶ世界的な運河で、地中海と紅海を結ぶエジプトの「スエズ運河」と並び世界の海運になくてはならない大運河です。

そのパナマ運河ですが、世界的な運河にも関わらず船の通過には意外と厳しい制約があります。それは運河の幅の関係で通過する船舶のサイズに一定の制限を設けており、その制限以下にサイズを抑えないと、そもそもパナマ運河を通過する事が出来ないからです。その制限内での最大の船のサイズ(特に幅の寸法)を、パナマを文字って「パナマックス」と呼ばれています。

2016年に完成した拡張工事によって現在の最大幅は49メートルとなっていますが、拡張工事前はさらに狭く32メートル程でした(スエズ運河の幅は約77m)。パナマ運河を通過できる船は事実上世界のあらゆる海を通行出来るそうです。

このサイズの制約は世界最強の海軍を擁するアメリカ軍も例外ではなく、パナマ運河を通過するために、かつて存在した戦艦のサイズを運河を通過可能なギリギリのサイズで設計・建造しています。南アメリカ大陸の南端を回航する不便を考えれば分からなくもありませんが、そこまでする必要があるか?と思ってしまいます。

世の中のあらゆる物事には何がしかの制約があり、多くの人々がその制約をまじめに守りながら知恵と工夫を凝らしている姿を垣間見た気がします。

投稿者: 守重へきろう

インパック株式会社 代表取締役

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